2013年12月12日木曜日

秘密兵器としてのX言語

kshara です。今日の私の Mynd "Daily" より、IT業界の blog 記事。

Haskell を使っている(ような先端的でクールな)企業には優秀な人材が集まるのではないか、という主旨で GREE が Haskell エンジニアの求人を出したのだが、 その後どう展開しているか、という内容の記事。そうですか、一人だけでしたか……

別のニュースによれば、あるヘッジファンドでは社内標準言語として OCaml を使っているのが迅速で的確な開発のシークレットなのだそうだ。 実際、何か新しいプログラミング言語を使うと、開発の生産性や製品の信頼性が急上昇する、とか、 そういう言語を社内標準にしている会社がスゴい、という話は計算機の黎明期から続いている。

その言語で考えるとどんな難問も解決できる「バベル17」 のような普遍言語への憧れはライプニッツ以来の伝統である。 究極の思考ツールとしての言語の追求は、おそらく計算機科学分野の宿命なのだろう。 とは言え、現実的な応用面からすれば、こういった捉え方はポイントがずれていると思う。 ある意味、正しい方向は一般ではなく特殊なのだ。

つまり、問題を解くのが目的である以上、 会社は問題と条件に応じて適切な言語を選ぶものだし、 プログラマは問題と条件に応じて適切な言語を選ぶものだ。 自分で小さな言語を作ることさえあるだろう。 条件が極端に厳しい場合、 すなわち言語の選択権がなく、上からや周りから押し付けられる場合だってある。 それでも何とか、楽しく、効率良く、やっていくのである。

では、最後に弊社のシークレットを暴露します。 Mynd の主システムの開発言語は何でしょう? まず予想して下さい。いいですか? 答は、こちら

(明日は私以外の Mynd メンバが書いてくれそう。休めて嬉しい。)

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